あお内科・内視鏡クリニック
デジスマ診療
初診の方はこちら
アクセス

コラムCOLUMN

2025.09.22(月)

「みぞおちが痛い?重い?これって胃潰瘍?十二指腸潰瘍? 放っておいたらどうなる?②

✅ 豆知識
💔 心筋梗塞は胸が痛むだけじゃない!
 下壁梗塞では「みぞおち痛」として症状が出ることがあります。
 
💊 NSAIDs(ロキソニンなどの痛み止め)は胃を荒らす代表選手。
 市販薬を“飲みすぎただけ”でも潰瘍になることがあります。
🤔 潰瘍の痛みは“姿勢”で変わることも。
 前かがみでラクになる場合は、膵臓や胃の病気を疑うサインになることがあります。
 
🌸🍂 潰瘍には「季節性」があるって知っていますか?
実は、潰瘍は「季節の変わり目」に悪化しやすいことが知られています。
📊 日本や海外の研究データでは:
胃潰瘍 → 春に増える傾向
十二指腸潰瘍 → 秋〜冬に増える傾向
その背景には、自律神経の乱れ、生活リズムの変化、ストレス、そして胃酸分泌の変化が関係していると考えられています。
👉 「季節の変わり目にみぞおちの調子が悪い」というのは、決して偶然ではないのです。
 
🩺 「みぞおちの違和感」があるときは
「痛い」だけでなく「重い」「もたれる」「なんとなく苦しい」――
これらも潰瘍や胃炎のサインかもしれません。
さらに注意すべきは、逆流性食道炎・膵臓・胆のうの病気、さらには心筋梗塞の前触れでも同じような症状が出るという点です。
 
👉「そのうち治るかな」と放置しているうちに…
胃や十二指腸に穴があく(穿孔)
大量出血(吐血・黒い便)
膵炎の急激な悪化
心筋梗塞の見逃し
といった、命に関わる事態に発展することもあります。
だからこそ、みぞおちの違和感は軽く見てはいけません。
一度、内視鏡検査🔬でしっかり調べておくことが、ご自身の健康を守る第一歩になります。
 
✅ まとめ
みぞおちの「痛み」や「重苦しさ」は、体が発するSOSです。
それを無視してしまうと、潰瘍や胃炎だけでなく、膵臓・胆のう・心臓など、命に直結する病気を見逃すことにもつながります。
 
🔎 「早めに調べて安心する」ことが、何よりの予防です。
そして一度内視鏡で確認しておけば、安心して日常生活を送ることができます。
 
👉 みぞおちの違和感を感じたら、放置せず一度ご相談ください。
当院では内視鏡検査🩺も含め、丁寧に診断・治療を行い、皆さまの不安を解消できるよう努めています。